「疑う、疑問を持つ 」英語のニュアンスの違い
doubt, suspect, question, wonder

「疑う、疑問を持つ」を意味する英語も doubt, suspect, question, wonder など様々です。 日本語にすると同じ意味でも、英語では細かいニュアンスの違いで表現が大きく変わります。 一つ一つの英語のニュアンスの違いを理解して、ネイティブの感覚に近づきましょう。

目次

単語 ニュアンス
doubt 証拠や根拠が不十分で、信じられない
suspect 不正や犯罪行為などを疑う
question 何かについて疑問を持っており、それを知りたい、理解したいという気持ちを表現する
wonder 何かについて確信が持てず、より関心や好奇心から情報を求めたいという気持ちを表現する

/ dout/

  • 名詞
  • 他動詞
  • 自動詞

ニュアンス

証拠や根拠が不十分で、信じられない

解説

doubtは、証拠や根拠が不十分な場合に使用され、確信が持てない、不確かさや疑念がある、あるいは信じられないといったニュアンスを表現します。
例えば、
「I doubt if she really said that. (彼女が本当にそれを言ったのか疑っている)」
というような場合に用いられます。

suspectと類似していますが、doubtは一般的な疑念や不確かさに焦点を当てています。

noun
a feeling of uncertainty or lack of conviction:

verb [with object]
feel uncertain about: I doubt my ability to do the job.
question the truth or fact of (something):
disbelieve (a person or their word):

verb [no object]
feel uncertain, especially about one's religious beliefs.
ー オックスフォード英英辞典より引用

例文

We doubt whether the project will be completed on time.

このプロジェクトが予定通りに完了するかは疑問だ。

The scientist doubted the validity of the research findings.

その科学者は研究結果の妥当性を疑ってた。

/ səˈspekt/

  • 名詞
  • 他動詞
  • 形容詞

ニュアンス

不正や犯罪行為などを疑う

解説

suspectは、犯罪や不正行為、不審な行動や状況に対して疑いを持つことを指します。何かが不正確である、または不適切であると思うことを表現し、犯罪や不正行為に関連して使われることが多いです。
例えば、
「The police suspect him of robbery. (警察は彼が強盗の容疑者であると疑っている)」
というような場合に用いられます。また、名詞のsuspect /ˈsəsˌpek(t)/ は「容疑者」を意味します。

doubtと類似していますが、suspectは特に犯罪や不正行為に関連する疑いや、何かが疑わしいと仮定する状況を強調します。

verb [with object]
Have an idea or impression of the existence, presence, or truth of (something) without certain proof:
believe or feel that (someone) is guilty of an illegal, dishonest, or unpleasant act, without certain proof:
Doubt the genuineness or truth of:

noun /ˈsəsˌpek(t)/
a person thought to be guilty of a crime or offense:
ー オックスフォード英英辞典より引用

例文

I suspect that he is hiding something.

彼は何かを隠していると私は疑っている。

The teacher suspects cheating during the exam.

先生は試験中のカンニングを疑っています。

/ ˈkwesCH(ə)n/

  • 名詞
  • 他動詞

ニュアンス

何かについて疑問を持っており、それを知りたい、理解したいという気持ちを表現する

解説

questionは、元々の「質問する」という意味から派生して、何かについて疑問を感じる、意義を申し立てるなどを表すこともできます。通常、何かを知りたい、理解したいという目的がある場合に用いられます。
例えば
「I question the validity of his argument. (私は彼の議論の妥当性を疑問視しています。)」
というような場合に用いられます。

wonderと比較すると、questionはより直接的な質問や疑問を表します。

noun
a sentence worded or expressed so as to elicit information:

verb [with object]
ask questions of (someone), especially in an official context:
feel or express doubt about; raise objections to:
ー オックスフォード英英辞典より引用

例文

We should question the reliability of the source.

情報源の信頼性を疑うべきだ。

I question the accuracy of these survey results.

これらの調査結果の正確性を疑問視しています。

/ ˈwəndər/

  • 名詞
  • 自動詞

ニュアンス

何かについて確信が持てず、より関心や好奇心から情報を求めたいという気持ちを表現する

解説

wonderは、あることについて知りたがっているが、確信が持てないときに使用され、より好奇心から情報を求めたいという意味を持ちます。
例えば、「I wonder if she will come to the party. (彼女はパーティーに来てくれるかな。)」
というような場合に用いられます。

questionと比較すると、wonderはより不思議に思ったり疑問を抱いたりする感情を強調します。

noun
a feeling of surprise mingled with admiration, caused by something beautiful, unexpected, unfamiliar, or inexplicable:

verb [no object]
Desire or be curious to know something:
Feel doubt:
Feel admiration and amazement; marvel:
ー オックスフォード英英辞典より引用

例文

I wonder why he suddenly resigned from his job.

彼が突然仕事を辞めた理由が気になります。

The children wonder about the mysteries of the universe.

子供たちは宇宙の謎について不思議に思っています。

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