「~させる」を意味する英語も let, make, have など様々です。
日本語にすると同じ意味でも、英語では細かいニュアンスの違いで表現が大きく変わります。
一つ一つの英語のニュアンスの違いを理解して、ネイティブの感覚に近づきましょう。
目次
単語
ニュアンス
let
させてあげる(許可)
make
させる(強制)
have
してもらう(お願い)
let
/ let/
他動詞
自動詞
ニュアンス
させてあげる(許可)
解説
letは「~させる」を表す単語です。 そのニュアンスは~することを許可する、許すという意味合いです。makeやhaveなどと比較すると、「~させる」というニュアンスは最も弱く、カジュアルに使用できる単語です。 そのため、日常会話ではとても頻繁に使われます。例えば、 「Let me try.(私にやらせて。)」 「I'll let you know.(後で伝えるわ。)」 といった表現は覚えておくと便利でしょう。 一方で、「written English(文章上)」ではletよりもallowの方が一般的で、ややフォーマルな印象を持ちます。 単語自体、とても一般的なためシーンを問わず様々な場面で耳にするでしょう。
verb [with object and infinitive] not prevent or forbid; allow: (let me or let us) used to make a polite offer of help:
verb [with object] Cause (something) to exist or come about; bring about (v somebody/something do something) : to cause somebody/something to do something (v somebody/something/yourself + adj) : to cause somebody/something to feel, show or have a particular quality; to cause somebody/something to be or become something
ー オックスフォード英英辞典より引用
例文
My parents always make me do my homework before dinner.
私の両親はいつも夕飯前に私に宿題をさせます。
His strange actions always make me laugh.
彼の変わった行動にはいつも笑わされる。
have
/ hav/
他動詞
ニュアンス
してもらう(お願い)
解説
haveは「~させる」を表す単語です。 そのニュアンスはお願いして~させる、仕事や義務として~をさせるという意味合いです。makeよりも「~させる」というニュアンスは弱くなりますが、haveはお願いに納得した状態であるという点が特徴です。 美容室の例で言うと、 「I had (got) my hair cut.(髪を切った。)」 では、仕事として美容師に切らせているため、haveが適切となります。 また、getもhaveと同じような意味として使うことが出来るため、覚えておくと便利です。 単語としては非常に一般的で、シーンを問わず様々な場面で耳にするでしょう。
verb [with object] cause (someone or something) to be in a particular state or condition: cause (something) to be done for one by someone else:
ー オックスフォード英英辞典より引用
例文
I had the executive chef cook the expensive Wagyu.
私は、総料理長に高級な和牛を料理してもらった。
I'll have my business partner make a copy of the document right away.