「迷惑をかける 」英語のニュアンスの違い
trouble, bother, inconvenience

「迷惑をかける」を意味する英語も trouble, bother, inconvenience など様々です。 日本語にすると同じ意味でも、英語では細かいニュアンスの違いで表現が大きく変わります。 一つ一つの英語のニュアンスの違いを理解して、ネイティブの感覚に近づきましょう。

目次

単語 ニュアンス
trouble 手間を取らせる
bother 嫌な思いをさせる
inconvenience 不便な思いをさせる

/ ˈtrəb(ə)l/

  • 名詞
  • 他動詞
  • 自動詞

ニュアンス

手間を取らせる

解説

相手に時間を使わせたり、物理的に何か手間を取らせる場合の「迷惑をかける」はtroubleを使います。
動詞としても名詞としても使うことができ、botherと比べると面倒さの度合いが高い表現になります。

noun
Difficulty or problems:

verb
Cause distress or anxiety to:
ー オックスフォード英英辞典より引用

例文

I’m sorry for troubling you.

ご迷惑をおかけしてすみません。(手間を取らせてしまい、のニュアンス)

I don't want to make any trouble for you.

あなたに迷惑をかけたくない。

/ ˈbäT͟Hər/

  • 名詞
  • 他動詞
  • 自動詞

ニュアンス

嫌な思いをさせる

解説

何かしらのアクションで相手の心の平穏を乱すような場合の「迷惑をかける」はbotherを使います。
動詞としても名詞としても使うことができます。troubleと比べると面倒さの度合いが低く、メンタル的に相手を困らせたニュアンスになります。

verb
[with negative] take the trouble to do something:
(of a circumstance or event) worry, disturb, or upset (someone):
trouble or annoy (someone) by interrupting or causing inconvenience:

noun
effort, worry, or difficulty:
ー オックスフォード英英辞典より引用

例文

I’m sorry to bother you.

ご迷惑をお掛けしてすみません。(不快な思いをさせてしまい、のニュアンス)

Are you sure it’s not a bother?

本当にご迷惑ではないですか?

/ ˌinkənˈvēnyəns/

  • 名詞
  • 他動詞

ニュアンス

不便な思いをさせる

解説

本来なら順調にいくはずだったことが、何かの問題で対応しなければならないタスクが生じ、結果的に相手に不便な思いをさせてしまった場合の「迷惑をかける」はinconvenienceを使います。
動詞としても名詞としても使うことができますが、名詞として使う場合が多いです。
Troubleのように直接的に迷惑をかけた、というよりも間接的(結果的)に迷惑をかけたのニュアンスになります。

noun
trouble or difficulty caused to one's personal requirements or comfort:

verb
[with object] cause trouble or difficulty to:
ー オックスフォード英英辞典より引用

例文

I’m sorry for the inconvenience.

ご迷惑をお掛けしてすみません。(不便な思いをさせてしまい、のニュアンス)

I will be careful not to cause any inconvenience.

迷惑をかけないように注意します。

参考文献の紹介

確認テストを受けよう

「trouble, bother, inconvenience」の違いの理解度を測定しよう!

確認テストを受ける

他の単語のニュアンスも確認しよう