「種類 」英語のニュアンスの違い
type, kind, sort

「種類」を意味する英語も type, kind, sort など様々です。 日本語にすると同じ意味でも、英語では細かいニュアンスの違いで表現が大きく変わります。 一つ一つの英語のニュアンスの違いを理解して、ネイティブの感覚に近づきましょう。

目次

単語 ニュアンス
type 正確な分類
kind ざっくりとした分類、曖昧な分類
sort 特徴、ネガティブなニュアンスも

/ tīp/

  • 名詞
  • 他動詞
  • 自動詞

ニュアンス

正確な分類

解説

typeは正確な分類を指す場合に使われることが多いです。一般的に、この3単語type、kind、sort はお互い置き換え可能な場合が多いですが、その中でも 定義されたカテゴリーを表す際はtypeが使用されます。また、日本語でもそのまま「タイプ」として使用されるように、人の特定の性質や特徴、また血液型を表す場合はtypeが使用されます。(例文1、例文2参照)

noun
A category of people or things having common characteristics:
a person, thing, or event considered as a representative of a type:
ー オックスフォード英英辞典より引用

例文

I did not know you are such a ''low-key'' type of guy.

あなたがそんなに控えめなタイプだとは私は知らなかった。

Urgently, the patient needs a blood transfusion of O negative blood type.

緊急でその患者はOマイナス型の輸血を必要としている。

/ kīnd/

  • 名詞
  • 形容詞

ニュアンス

ざっくりとした分類、曖昧な分類

解説

kindは他の類義語と比べ、多くの場面で使われ汎用性のある単語です。大きいカテゴリーを表す時や、曖昧な言い回し をする際に使用されます。typeとsortの中間のようなニュアンスです。また、kind of~は「まあ」や「ちょっと」といった カジュアルな表現をする際にも多く使われます。(例文2参照)
そして、この3つの単語に共通してイギリス英語ではtype/kind/sort of~の後ろに可算名詞が続く場合、その名詞の前にa/anを置く場合があります。

noun
a group of people or things having similar characteristics:
ー オックスフォード英英辞典より引用

例文

What kind of experience do you have?

あなたはどのような経験をお持ちですか?

The movie I watched yesterday was kind of interesting, but I also need to watch it again.

昨日見た映画は面白かった気はするけど、もう一度見返す必要がありそうだ。

/ sôrt/

  • 名詞
  • 他動詞

ニュアンス

特徴、ネガティブなニュアンスも

解説

sortはニュアンスとしては性質や性格に重点が置かれ、「種類」というよりも「特徴」 を表すことが多い単語です。また、sort of ~はネガティブなイメージを含むことがあるので、注意が必要です。例えば、
「What sort of person is he?(彼はどういう人間なんだよ。)」

「 What kind of person is he?(彼はどのような性格なんですか。)」
はニュアンスが異なり、sort of~は相手の性格に対しての不満やマイナスなイメージを表現する場合もあります。(例文2参照)

none
A category of things or people having some common feature; a type:
ー オックスフォード英英辞典より引用

例文

He always plants those sorts of vegetables.

彼はいつもその手の野菜を育てています。

What sort of customer service doesn't have the policy of money-back guarantee?

返金保証がないなんて一体どういうカスタマーサービスなんだよ。

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