「着る」を意味する英語も put on, wear, dress など様々です。
日本語にすると同じ意味でも、英語では細かいニュアンスの違いで表現が大きく変わります。
一つ一つの英語のニュアンスの違いを理解して、ネイティブの感覚に近づきましょう。
目次
単語
ニュアンス
put on
着る(身にまとう)動作
wear
着ている状態
dress
身支度する、着飾る
put on
/ -/
フレーズ
ニュアンス
着る(身にまとう)動作
解説
put onが服を着るという意味を表す最も一般的なフレーズです。 しかし、put onは着るというニュアンスよりも身にまとうという意味合いに近いです。例えば、 「put on a cap(帽子をかぶる)」 「put on a tie(ネクタイを着ける)」 「put on a shoes(靴を履く)」 など、様々なものを身にまとう際に使うことが出来る、便利な表現です。衣類以外でも、化粧などでもput onを使うことが出来ます。
phrasal verbs put something on Place a garment, glasses, or jewelry on part of one's body:
ー オックスフォード英英辞典より引用
例文
You'd be better to put a coat on when you go out, it's freezing today.
外に出るときはコートを着た方がいいよ、今日はとても寒い。
My girl is putting on her make-up right now.
彼女はたった今化粧をしています。
wear
/ wer/
名詞
他動詞
自動詞
ニュアンス
着ている状態
解説
put onとwearはどちらも「着る」を表す単語ですが、意味合いが決定的に異なるので注意が必要です。 wearはまさに着ている状態です。例えば、 「The gentleman wearing a gray jacket.(グレーのジャケットを着ている男性)」 「Do I need to wear a jacket at the ceremony?(披露宴ではジャケットを羽織る必要がありますか?)」 などです。化粧においても、同様のニュアンスで使用することが可能です。 また、着ている状態は前置詞inを使っても表すことが出来るので、覚えておけば便利です。例えば、 「Do you know that guy in the black hat over there?(あそこにいる黒い帽子をかぶっている男を知っていますか?)」
verb [with object] have on one's body or a part of one's body as clothing, decoration, protection, or for some other purpose:
また、dressは「だれかに着せる」という意味でも使えます。自分が着るのではなく人に着せるため、dressの後ろには着せる対象の目的語を取ります。例えば、 「Could you dress the baby?(赤ちゃんに服を着せてくれない?)」 「He dressed his dog in little sweater.(彼は犬に小さなセーターを着せた。)」 などです。
自分が着る場合はget dressedで表すことが一般的です。例えば、 「I'm just getting dressed.(今着替え中です。)」 は日常会話においても頻繁に耳にするでしょう。この時、「I am dressing」という表現は使わないので注意が必要です。
verb [no object] put on one's clothes: [with adverbial] wear clothes in a particular way or of a particular type: [with object] put clothes on (someone): put on clothes appropriate for a formal occasion: [with object] design or supply clothes for (a celebrity): [with object] decorate (something) in an artistic or attractive way: