「予約する 」英語のニュアンスの違い
book, reserve, appoint

「予約する」を意味する英語も book, reserve, appoint など様々です。 日本語にすると同じ意味でも、英語では細かいニュアンスの違いで表現が大きく変わります。 一つ一つの英語のニュアンスの違いを理解して、ネイティブの感覚に近づきましょう。

目次

単語 ニュアンス
book 名前を入れて予約する
reserve 使用するためのスペースを確保する
appoint 人と会う約束をする

/ bo͝ok/

  • 名詞
  • 他動詞
  • 自動詞
  • 形容詞

ニュアンス

名前を入れて予約する

解説

bookは「本」として広く知られていますが、「予約する」という意味も表します。
「double booking(二重予約)」は聞いたことがある人も多いかもしれません。
bookとreserveはどちらも「予約する」を表す一般的な単語で、日常会話においてそこまで大きな違いはありません。どちらでも予約の意味として使用できます。
しかし、bookには「顧客名簿」という意味もあることから、どちらかというと名前を入れて予約するというニュアンスが強いです。特に、ツアーや飛行機、船等の予約ではbookが使われることが多い、と言われています。
bookとreserveに関しては、あくまで伝統的な習慣などによって使い分けがされているため、地域や人による使い分けは異なる場合があります。
非常に一般的な単語で、シーンを問わず耳にするでしょう。

verb [with object]
Reserve (accommodations, a place, etc.); buy (a ticket) in advance:
reserve accommodations for (someone):
ー オックスフォード英英辞典より引用

例文

Have you booked a table already?

もうお店予約した?

You have to book in advance, or you can't get the ticket.

あらかじめ予約しておかないと、チケット手に入らないよ。

/ rəˈzərv/

  • 名詞
  • 他動詞
  • 形容詞

ニュアンス

使用するためのスペースを確保する

解説

reserveは「予約する」という意味を主に表す一般的な単語です。
bookとの違いはさほどなく、どちらとも日常生活においてよく使用されます。reserveの意味を細かく見ると、自分が使用するために確保するというニュアンスを強く持つ単語です。そのため、どちらかというとスペースや席などを予約する際によく使われます。
例えば、レストランの予約席や、専用駐車場などは基本的に''RESERVED''が使われています。
また、reserveではなくmake a reservationという言い方でも同じ意味を表し、よく使用されます。
※日本語では「店を予約する」と言い方をよくしますが、英語の場合「book (reserve) a table」のように「席を予約する」と表現するので注意が必要です。

verb [with object]
refrain from using or disposing of (something); retain for future use:
arrange for (a room, seat, ticket, etc.) to be kept for the use of a particular person and not given to anyone else:
retain or hold (an entitlement to something), especially by formal or legal stipulation:
ー オックスフォード英英辞典より引用

例文

Hello, I'd like to reserve a table for two at 8 PM tonight.

もしもし、今夜の8時に2人分の席を予約したいのですが。

A completely separate room is reserved for smokers at this restaurant.

このレストランでは、喫煙者用の個室を用意しております。

/ əˈpoint/

  • 他動詞
  • 自動詞

ニュアンス

人と会う約束をする

解説

appointは元々「指名する、命ずる」という意味を表す単語です。そこから派生して、「予約する」を表します。
そのため、(場所や日程を)定めるといったニュアンスを表します。よく使われる日本語「アポ」からも想像できるように、appointは人と会う約束を表します。仕事の商談だけでなく、美容院に行く際や病院など、その人と会うことをを中心とした内容の時に使用されます。
appointは、実際の生活ではmake an appointmentという形で使われることがほとんどです。
丁寧でオフィシャルな印象を持つため、ビジネスシーン等での使用が主でしょう。
ただ、病院の予約など日常会話においてもよく耳にする単語です。

verb [with object]
Assign a job or role to (someone):
Determine or decide on (a time or a place):
ー オックスフォード英英辞典より引用

例文

I have an appointment with Mr. Mark at 3 am today.

本日マークさんと3時に会う約束をしております。

Hello, I'd like to make an appointment to see the doctor tomorrow.

もしもし、明日病院に掛かりたいのですが。

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