「同僚 」英語のニュアンスの違い
coworker, colleague, associate

「同僚」を意味する英語も coworker, colleague, associate など様々です。 日本語にすると同じ意味でも、英語では細かいニュアンスの違いで表現が大きく変わります。 一つ一つの英語のニュアンスの違いを理解して、ネイティブの感覚に近づきましょう。

目次

単語 ニュアンス
coworker 共に働く同僚(互いに似たポジション)
colleague 専門性のあることやビジネスで共に働く同僚(堅め)
associate 共に働くパートナーや仲間(広い意味)

/ ˈkōˌwərkər/

  • 名詞

ニュアンス

共に働く同僚(互いに似たポジション)

解説

coworkerは「co(共に)-worker(労働者)」からきており、共に働く人を指します。
英語では日本語ほど先輩後輩等の上下関係がないため、同じスペースで働いている人などを総称してcoworkerと言います。
しかし、細かくそのニュアンスを見てみるとcoworkerでは特に同列のポジション、地位にいる同僚を指すことが多いです。部下が上司に対してcoworkerとは言いませんが、逆のケースはあります。
例えば学校の校長と教員の関係性で言うと、


  • 教員から見た他の教員→coworkerと言う

  • 校長から見た教員→coworkerと言う

  • 教員から見た校長→coworkerとは言わない

となることが多いです。
そのほかにも、広くカジュアルなニュアンスで「同僚」を表す単語はcompeer, workmate, workfellow, peerなどがあります。

noun
a person with whom one works, typically someone in a similar role or at a similar level within an organization:
ー オックスフォード英英辞典より引用

例文

She is described by former coworkers as sociable, diligence.

彼女は元同僚たちからは「気さくで勤勉な人」と評判である。

His job is to teach employees how to handle difficult bosses and co-workers.

彼の仕事は社員たちに「気難しい上司や同僚との接し方」を教えることである。

/ ˈkälēɡ/

  • 名詞

ニュアンス

専門性のあることやビジネスで共に働く同僚(堅め)

解説

colleagueは「co(共に)-league(同盟、連盟)」からきています。そこから派生して、「同僚」を表す単語となります。
coworkerと比較してやや堅めの単語になり、使用する人も絞られます。
colleagueでは、特に特定のポジションにいる人、または専門的な地位にいる人同士が使います。例えば、マネージャーや管理職、医者、教員等です。
言い換えると、colleagueは知的労働者間における同僚として使われることが多いと言えます。
しかし、英語では日本語ほど細かい基準はありませんのでcoworkerとcolleagueが必ずしも厳密に分けて使われてるとは限りません。これらの単語を使わず、「work with~(~と働く)」と簡易的に表現される場合もあります。
※colleague, coworkerはアメリカ英語とイギリス英語でニュアンスが異なる場合があるので注意

noun
a person with whom one works, especially in a profession or business.
ー オックスフォード英英辞典より引用

例文

He is a colleague of mine at the hospital.

彼は病院時代の同僚だ。

The manager challenges with his colleagues on the company's policy.

マネージャーは会社の方針に関して、他のマネージャーに異議を唱えている。

/ əˈsōSHēət/

  • 名詞
  • 他動詞
  • 自動詞
  • 形容詞

ニュアンス

共に働くパートナーや仲間(広い意味)

解説

associateは「結合させる、関連付ける」等を表す単語で漠然と広いニュアンスを持ちますが、「同僚」に似た意味を表すこともあります。
人と関連づいたり、仲間に加わったりすることを指すので、同僚というよりも広い意味で同じ仲間やパートナーのことを表します。そのため、coworkerやcolleagueよりも広く様々なシーン(仲間、友人、組合員、提携者)にて使われます。逆に一般的な「同僚」についてはassociateとはあまり言いません。
日本でもビジネスにおける仲間のことを「アソシエイト」と表現することがありますが、ニュアンスとしてはそれと同じです。(アソシエイト職などとは別)
実際に文で使用する際は、business associateというフレーズで表現することが多いです。
※associateは動詞と名詞・形容詞で発音が異なるので注意が必要です。

noun
A partner or colleague in business or at work:
ー オックスフォード英英辞典より引用

例文

Fernanda and I are closed friend and business associate.

フェルナンダと私は親友であり、ビジネスパートナーでもあります。

He is Adam, my business associate.

彼は共同経営者のアダムです。

参考文献の紹介

確認テストを受けよう

「coworker, colleague, associate」の違いの理解度を測定しよう!

確認テストを受ける

他の単語のニュアンスも確認しよう